日中取引前とナイト・セッション前
日経225miniでは、日中取引では9時、ナイト・セッションでは16時30分から取引が始まります。
取引が開始して最初に成立した取引を「寄付き」、その取引での価格を「始値」と言います。
始値は板寄せ時に、取引開始前のプレ・オープンニングの時間に受付けられた売買注文(呼値)を板と呼ばれる注文控えに整理し、安い売り注文と高い買い注文を付け合わせていくことで決められる最適価格となります。
日経225miniでは、日中取引前の8時から9時までの1時間、ナイト・セッション前の16時15分から
16時30分までの15分間が、プレ・オープニングの時間となります。
この時間帯は、注文の取消や新規注文の受付のみを行い、価格の変動はあっても約定することはなく、売買が成立するのは板寄せの時になります。
プレ・オープニングの時間帯に出された成行注文は始値で約定する可能性が高くなりますが、原則的に「価格」と「時間」が優先されるため、早く注文されたものから売買が成立していきます。
そのため、夜間に海外市場の大きな動きがあった時や朝一番で株価に影響するような報道があった時には、早い時間に成行注文を出しておくと、思わぬ高値もしくは安値で売買成立することもあります。
なお、プレ・オープニングの時間は、大阪証券取引所が各証券会社からの注文を受付ける時間です。
証券会社の注文システムによっては更に早い時間で処理されることもあるので、自分が取引を行っている証券会社のシステムを確認しておくと良いでしょう。