限月(げんげつ)とは?
先物取引には、最終的に
決済をしなくてはいけない期限が決められています。
この期限にあたる月のことを限月といいます。
通常の株取引であれば、もし株が下落しても株を保有している会社が倒産したり、上場廃止をしたりして、株そのものが無効にならない限りプラスに転じるまで持ち続けることができます。
ところが、限月制度を採用しているオプション取引や先物取引では、限月を迎えたら損害が発生するとわかっていても必ず決済をしなくてはいけません。
この限月には銘柄としての意味もあり、平成24年9月に決済を迎える日経225miniは
「日経225mini平成24年9月限」の銘柄として扱われます。
日経225miniでは、直近の5限月分が並行して取引することが可能です。
取引期間は限月によって異なり、メジャー限月と
呼ばれる3月・6月・9月・12月の限月では取引期間が最も長く6か月と決められています。
マンスリー限月のうち1月・4月・7月・10月の限月では
5か月、2月・5月・8月・11月の限月では4か月と取引期間が決められています。
なお、取引の開始日は各月の第二金曜日で、取引の終了日は限月の第二木曜日となります。
現時点から見て最も近い限月のことを期近といい、
決済月が当月の場合「当限」または「当月限」、翌月に決済を迎える限月を「期先」と言います。
取引の流動性が最も高くなるのが「限月」で、最終売買日が近づくと「期先」の取引が増加します。