証拠金とは
証拠金とは、先物取引市場において契約の履行を確保するための担保として、証券会社に差し入れる現金のことです。
日経225miniの取引を始めるには、証券会社が
それぞれ個々に定めた証拠金の預け入れが必要です。
証拠金額は、大阪証券取引所から毎週第一営業日に
発表されるSPANパラメーターによって算出されます。
この数値は、過去の株価の値動きから算出されています。
2012年9月現在のSPAN証拠金は3万円で、
この金額が証券取引所の求める最低限の証拠金となります。
この数値に証券会社が定める係数をかけたものが、その証券会社が求める必要証拠金となります。
市場相場や証券会社によってバラつきはありますが、
日経225miniの最低取引単位となる1枚あたり3万円~5万円くらいが相場となっています。
最近では必要証拠金の設定がない証券会社もありますので、
証券口座を新たに開設する際には必要証拠金がいくらであるか事前に確認するようにしましょう。
必要証拠金を最低限預けておけば、日経225miniの取引を行うことは可能ですが、預け入れる証拠金に余裕がある方が値動きによる損失に耐えることができるので、少し余裕をもって預け入れることが好ましいと言えるでしょう。
ここで1つ注意してほしいのが、証拠金は損失を出した時の責任限度額ではないということです。
市場の値動きが予想に反して、証拠金以上の損失が発生することがあります。
その場合、証拠金で賄いきれなかった損失分は追加証拠金として差し入れるか、
強制決済しなくていけなくなるので注意しましょう。